神戸市東灘区、JR摂津本山駅から歩いて数分のところにある「長寿薬膳堂cafe」。香港や中国の薬膳を用いて提供される薬膳メニューは身も心も元気になれるように作られています。気軽に食べる本場の薬膳メニューを一度味わってみませんか?
・「長寿薬膳堂cafe」
神戸市東灘区、JR摂津本山駅から徒歩約5分、阪急岡本駅から徒歩8分ほどのところにある「長寿薬膳堂cafe」。香港本場の薬膳を使用したカレーや薬膳商品を提供しています。白を基調とした外観が目印です。
店内はシンプルな内装で落ち着いた雰囲気。座席は2名席が2つと4名席が2つあり、カフェスペースの隣では薬膳も販売していて、気になったものをその場で買うことができます。
香港に15年滞在した店主によると、香港人はめったに薬を飲まないにも関わらず健康な人が多く、その原動力は“薬膳”から得られているのだとか。香港の薬膳について現地で学び、日本に帰国した店主は、日本人の服薬の多さに驚いたそう。
そんな日本の現状をみて「薬膳の力で日本を健康にしていきたい」と思い立ち、2023年5月に「長寿薬膳堂cafe」をオープン。初めは薬膳の販売のみでしたが、「もっと気軽に“薬膳を食べること”を日常生活に取り入れていきたい」という思いでカフェを併設しました。
・体が喜ぶ薬膳カレーセット
『薬膳カレー(小鉢・ドリンク付き)』1,380円
『薬膳カレー』は、日本でも親しみのあるカレーに薬膳を取り入れ、気軽に食べられる良いきっかけになればと人気洋食店とコラボしたものを考案。提供時には、薬膳アドバイザーが薬膳の説明をしてくれるので、効果なども知ることができます。
中国や香港の材料を使うこだわりぶりで、ルゥにはガランガルパウダー、高麗人参パウダー、なつめパウダーが使われています。トッピングはシルクロードの干し葡萄、松の実、大クコの実がのっていて、一番上には特大なつめが丸ごと1粒盛り付けられています。
ライスはレッドキヌアというスーパーフードと一緒に炊いていて、薬膳を提供するお店ではかなり珍しいのだとか。細部にまでこだわった薬膳カレーの味は少しピリ辛ですが、トッピングと一緒に食べることでマイルドな味わいになり、味変も楽しめます。
『薬膳カレー』には、小鉢2種とデザートとドリンクがセットで付きます。小鉢は2カ月ほどで内容が変わるそうで、取材時は夏季限定の小鉢『リュウガン入りヨーグルト』、『雲きくらげとハスの実の小鉢』、『白きくらげの冷や麦』がラインアップ。薬膳を日常生活に取り入れやすいように、家庭でも作りやすい味付けになっていて、和食のような味わいです。
取材日のドリンクは『黒クコの実』をチョイス!鮮やかな赤紫色が特徴で、見た目も美しいドリンクです。赤紫色の色合いは『黒クコの実』に含まれるブルーベリーの約20倍のアントシアニンから出ているのだそう。ほかにも、黒クコの実と霊芝とジャスミンのブレンド薬膳茶の2種類から選べる『薬膳茶(デザート付き)』(380円)のメニューもあり、デザートはなんと『特大なつめ』を丸ごと1粒使い、間にナッツを挟んだ薬膳デザートが登場しますよ♪
・テイクアウトできる薬膳商品
『特大なつめ』300g/1,080円~
店内では気になる薬膳食材を購入することも可能です。人気の『特大なつめ』は、直径3.5cmほどのなつめを1粒丸ごと乾燥させた薬膳です。ほのかな甘みがあり、1粒ペロッと食べてしまいます♪かの有名な楊貴妃も愛用していたといわれる薬膳で、冷え性や更年期障害に悩む女性に選ばれているそう。
『なつめチップス』150g/1,080円~
『なつめチップス』はなつめの中の種を抜き、77度の高温で一気に乾燥させます。『特大なつめ』とはまた違い、高温での乾燥により甘みが凝縮され、さらに甘く仕上がっているのでスナック感覚で食べられます。食べやすいようにスティック状にカットされているのもポイント。各テーブルには試食用に置かれていて味見も可能です。
使用しているなつめは無添加・無加工。どちらも同じものからできていますが、それぞれ違った味わいが楽しめます。
『黒クコの実』150g/1,706円
店内でドリンクとして提供されている『黒クコの実』は、150g~購入ができます。そのまま食べても、60度以下の水で6粒ほど入れて飲んでのもいいそう。ほかにも、日常生活に少しずつ取り入れていけるように考えられた薬膳食材がたくさん販売されています。また、予約制で2か月に一度、薬膳料理教室も開催もされているので、家庭の調味料で作れる薬膳料理を教えてもらいに参加してみて。
本場の薬膳を提供する「長寿薬膳堂cafe」。一度にまとめて薬膳を食べるのではなく、継続して食べられるように、日常生活に気軽に取り入れやすい工夫がたくさんされています。まさに“おいしく気軽に健康に”が叶う薬膳は、食べる人の健康を大切に考え、丁寧に作られています。気軽に食べられる薬膳メニューをぜひ一度試してみては?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年7月20日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。