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2023.8.2
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【神戸東灘区】「日本茶カフェ一日 ひとひ」で日本茶をたしなむひとときを♪一年中かき氷も提供

神戸市東灘区、阪急岡本駅、JR摂津本山駅からそれぞれ徒歩約5分の場所に位置する「メープル岡本」の2階にある「日本茶カフェ一日 ひとひ」。日本茶文化になじみの薄い神戸エリアで珍しい、日本茶のカフェです。「日本茶アドバイザー」の資格を持つ店主がセレクトした約10種類の茶葉のほか、ランチやかき氷もスタンバイ。年間で約50種類ある季節のかき氷にも注目です♪

・「日本茶カフェ一日 ひとひ」

神戸市東灘区、阪急岡本駅から南へ徒歩約5分、JR摂津本山駅からも北へ徒歩5分ほどの場所にある「日本茶カフェ一日 ひとひ」。「メープル岡本」の2階にお店があります。

キャッチコピーは「新しくて懐かしい日本茶カフェ」。「日がな一日、お茶を飲みながらゆっくり過ごしてもらいたい」との思いが、「一日(ひとひ)」という店名に込められています。

木のぬくもりとアンティーク家具に囲まれた店内には、やわらかい風が窓から吹き込み居心地抜群。お気に入りのイスに腰掛けながら、静かにお茶や食事をたしなむことができます。カウンター席が多く、おひとり様も気兼ねなく過ごせるのがうれしいですね。

打ちっぱなしのコンクリートの床にアンティーク家具を配した北側の席は、また違った雰囲気。洗練された空気感を醸(かも)し出し、“絵になるカフェタイム”を楽しめそう。


・香りや風味の変化を楽しむのが日本茶の醍醐味

「日本茶アドバイザー」の資格を持つ店主が、静岡や宇治、九州といったお茶の生産地からセレクトした日本茶を常時10種類以上そろえています。同店では「煎茶」「ほうじ茶」「かぶせ茶」「玉露」がスタンバイ。知らなかった日本茶の楽しみ方を、カフェで気軽に楽しめるのが魅力です。

『福岡県/深蒸し煎茶/八女茶』590円

「煎茶」は3煎楽しめるのがポイント!1煎目は低温でじっくり抽出することで上品な香りを、2煎目は高温・短時間で抽出した芳香な甘みを、最後の3煎目は日本茶ならではの渋みや苦みを楽しみます。

お客さん1人につき1口の急須を用意していて、スタッフに2煎目・3煎目を淹れてもらうスタイル。それぞれのペースでじっくり丁寧に味わって。

福岡の「八女茶」は、1煎目、2煎目、3煎目と煎を重ねるごとに色合いや味わいの変化が、特に分かりやすい茶葉。2煎目は色鮮やかな若草色で、まろやかな口当たりと甘い香りが特徴です。

『静岡県/煎茶/さやまかおり』590円

静岡の煎茶「さやまかおり」は、熟成が進んだことによって生まれた華やかな香りが口いっぱいに広がり、飲み口は軽やか。渋みや苦みもほのかに感じられ、心がほっと和みます。

『宇治/焙じ茶』590円

「ほうじ茶」は、1煎で香りを出し切るのが楽しみ方。お湯のみ2.5杯分のお茶を急須で提供してもらえるので、こちらも心ゆくまで味わい尽くせます。

同店の『焙じ茶』は、宇治の香り高い茶葉を使用。香ばしい香りが強く苦みが控えめなので、ゴクゴクと飲みたくなるような飲みやすい味わいが魅力です。

・日本茶と合わせたい手作りの和菓子

『あんみつ』(単品)800円、(お好きな日本茶とセット)1,200円

お店で手作りした和菓子にも注目を。『あんみつ』は、自慢の寒天にあんずや抹茶味の求肥などをトッピングしたこだわりの一品。つるんとした食感とほどよい固さを追求し、伊豆七島の天草を使うのが“一日流”。「喜界島の黒砂糖」から作った自家製黒蜜をお好みでかけて召し上がれ。

『ほうじ茶杏仁(お好きな日本茶とセット)』1,000円

創業当時から愛され続ける杏仁豆腐は、つるんと口当たり滑らかで、軽めのおやつにぴったり。意外にも杏仁のアジアンな味わいが日本茶に合います。

杏仁豆腐の上にたっぷりかかった自家製ほうじ茶シロップは香り高く、こっくりとした甘さが杏仁の香りを引き立てます。甘すぎず、杏仁豆腐と一緒に口に運ぶことでちょうどいい味わいになるよう計算されているかのよう。日本茶カフェらしい杏仁豆腐は、ここに来たらぜひ一度食べてみてほしいおすすめのスイーツです。

『水無月(お好きな日本茶とセット)』1,250円 ※夏越(なごし)限定

繁忙期の7月~8月以外は、二十四節気に沿った「季節の和菓子」も提供しています。目に留まるような美しくも繊細な和菓子は、なんとスタッフがすべて手作りしているそう。6月末ごろの「夏越(なごし)」には、丹波市産の大納言を吉野葛で固めた『水無月』、10月末の「霜降(そうこう)」には柿をイメージした『里づと』など、その時々で日本の時節に合う和菓子がもてなしてくれます。季節の和菓子は公式ブログで紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみて♪ ➡︎公式ブログはこちら



・季節の食材を使ったかき氷

『かき氷(煎茶)』1,000円 ※提供は6月下旬~8月下旬ごろ

同店では和菓子のほか、かき氷も通年提供しています。季節のフルーツや食材を使ったオリジナリティあふれる自家製シロップのかき氷を、年間約50種類提供しているというから驚きです。メニューは時期によって変わり、取材日は煎茶を使った珍しいかき氷が登場。

シロップとトッピング、それぞれに異なる茶葉を使い、上質な茶葉を余すことなく味わい尽くせる日本茶カフェならではの一品です。氷の中には粒あんが隠れていて、食べ進めるごとに味変も楽しめるのがポイント。煎茶の渋みと粒あんが奏でる和のハーモニーを、氷で涼みながら堪能して。

『もものかき氷』1,100円 ※提供は7月中旬~8月中旬ごろ

7月中旬~8月上旬ごろにかけて、わずか1カ月の間だけ登場する『もものかき氷』は、毎年決まったリピーターが食べに訪れるほどファンが多いかき氷。岡山県の桃農家から直送してもらった新鮮な白桃をシロップに使った贅沢な一品です。乙女心くすぐる愛らしいビジュアルも人気の秘密。トップを大胆に飾る白桃のペーストを氷に絡ませながらいただいて。

・日本茶を引き立てる和食も

『お味噌汁をどうぞ』1,200円

食事メニューは、魚料理とみそ汁が主役の『お味噌汁をどうぞ』と、卵焼きとお漬物が主役の『お茶漬けをどうぞ』の2種類。どちらもほうじ茶付きで、店主こだわりのご飯とお茶に合うように献立されています。

2種類の米を自店でブレンドするこだわりぶり。店主好みの粒が立つようなしっかりとした固さが特徴で、噛むたびに米の甘みが感じられます。魚料理はそのときどきで変わり、取材日は『サワラのゴマソース』が登場。香ばしい特製ゴマソースが脂ののったサワラによく合います。みそ汁は、出汁にもみそにもこだわりが。出汁はイリコ出汁を、みそは芦屋にある「六甲味噌」の「米赤みそ」を使っているそう。優しい甘みに心がほっこりと和みます。

『お茶漬けをどうぞ』1,000円

軽めに食事を済ませたい人は『お茶漬けをどうぞ』がおすすめ。大きめの卵を2個使った大きな出汁巻き卵がメインで、お好みでほうじ茶をご飯にかけてお茶漬けを楽しむスタイル。もちろんお茶漬けをせずに、出汁が利いた出汁巻き卵や漬物と合わせながら、お茶とご飯を別々に楽しむのもGOOD!

「日本茶」という言葉を知っていながらも、日本茶の本当の楽しみ方とは疎遠だったという人も多いのでは?そんな人にこそ、まずは気軽に訪れて欲しい「日本茶カフェ一日 ひとひ」。今まで知らなかった日本茶の魅力や奥深さを、ここで出合う一杯から学んでみては。

■詳細情報

■DATA

日本茶カフェ一日 ひとひ

所在地
神戸市東灘区本山北町3-6-10 メープル岡本2階
電話番号
078-453-3637
営業時間
11:30~18:00
夏季(7月~9月)/11:30~17:00

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年7月11日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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