神戸市須磨区、JR・山陽須磨駅から西へ徒歩約10分の場所に位置する「cafe りもねん」。ヴィーガンの人もそうでない人も、一緒にテーブルを囲める多様なメニューが魅力です。地産地消を心がけ、低農薬やオーガニックの野菜や果物をたっぷりと使用したヘルシーなランチやスイーツは、テイクアウトも可能です。須磨の海沿いを散歩がてら訪れてみて。
・「cafe りもねん」
神戸市須磨区、JR・山陽須磨駅から国道2号線を西へ歩いて10分ほどの場所にある「cafe りもねん」。須磨海岸や須磨浦公園からもほど近いエリアで、気さくで明るい女性オーナーが1人で切り盛りしています。
店内に足を踏み入れると、温もりを感じる木のテーブル席とカウンター席、合わせて16席が迎えてくれます。
今まで働きながら子育てをしてきたというオーナー。その時の経験から、「働くお母さんの助けになる“子ども食堂”をやってみたい」と思ったことが、カフェオープンのきっかけになったそう。現在は、同店で月2回「にこすま食堂」として子ども食堂が開催され、オーナー自身もボランティアとして運営を手伝っています。
店内にはキッズ用スペースも用意されているので、子ども連れでも気兼ねなく利用できます。子育てを経験してきたオーナーだからこそ、子連れにうれしい心遣いが感じられますね。
座敷 | × | 子ども用イス | ○ | おむつ替え | ○ |
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個室 | × | 離乳食持ち込み | ○ | 禁煙 | ○ |
ベビーカー入店 | ○ | キッズメニュー | ○ | 喫煙 | × |
子ども用食器 | ○ | 授乳スペース | ○ | – | – |
そんな「cafe りもねん」は、2021年にメニューをリニューアルし、ヴィーガンメニューを多く取り入れるように。地産地消を心がけていて、リーフ系の野菜は西区神出の契約農家が育てた低農薬野菜を使用するなど、できる限り地元の野菜を使うことで、地域とのつながりも大切にしています。
・10種類以上の野菜で彩る「ブッダボウル」
『デイリーブッダボウル』 Lセット(スープ付き) 1,100円、Dセット(スープ・ドリンク・デザート付き) 1,500円
多様なランチメニューの中でも、ボリューム満点のヴィーガン対応メニューは3種類がスタンバイ。アメリカ発祥の混ぜご飯「ブッダボウル」は、たっぷりの野菜を楽しめるヘルシーなベジタリアン丼です。五穀米&オーガニックキヌアの上に、新鮮な生野菜をはじめとした日替わりデリがてんこ盛り。
取材日のデリメニューは「大根菜とパプリカ 大豆ミートのスパイス炒め」や「つるむらさきとニンジンのしりしり」などがラインアップ。旬の野菜と飽きさせない味付けで、たっぷりの野菜もペロリと食べられそう。
毎日手作りで提供するデリは、ショーケースで量り売りもされているので、気に入ったらその場で購入することもできます。また、珍しいシイタケのお菓子「シイタケチップス」がトッピングされているのは『デイリーブッダボウル』だけ! 肉厚なシイタケのサクサク食感に夢中になります。
『ベジキーマカレーブッダボウル』 Lセット(スープ付き) 1,350円、Dセット(スープ・ドリンク・デザート付き) 1,750円
ベースの「ブッタボウル」にキーマカレーを追加した『ベジキーマカレーブッダボウル』。肉そのもののような食感を楽しめる大豆ミートを使ったキーマカレーは、スパイスをしっかりと利かせた刺激的な辛味が特徴。後からじわじわとくる辛さと、野菜の甘さがマッチしていて、クセになるおいしさです。
・野菜とお肉、どっちも食べたい時はコレ!
『ロコモコボウル』 Lセット(スープ付き) 1,350円、Dセット(スープ・ドリンク・デザート付き) 1,750円
『ロコモコボウル』は、お客さんのリクエストから生まれた人気メニュー。牛豚合い挽き肉の優しい味付けのハンバーグと、とろける黄身の目玉焼きを「ブッダボウル」にトッピング。醤油ベースのソースであっさり食べやすく、野菜も肉も楽しみたい人にオススメのランチです。
自家製のドレッシングが2種類用意されているので、味変も楽しみながら最後まで味わえるのもポイントです。また、旬の野菜やヒヨコ豆が入ったセットのトマトスープにも注目。野菜の味わいが引き立つシンプルな味付けのスープに、心も体も温まります。
ランチメニューはテイクアウトも可能。テイクアウトをして、海岸や公園など外でのんびり食べるのも気持ちいいですよ! 混雑具合によっては時間がかかる場合もあるので、前日までの予約がベターです。
・テイクアウトにも人気!自家製スイーツ
『こめ粉のチョコレートブラウニー』 270円
毎晩焼き上げているという人気スイーツ「ブラウニー」は、やや大ぶりなサイズ。米粉を使用したグルテンフリーのスイーツで、しっとりとした優しい口当たりと、口いっぱいに広がるチョコレートの風味がお茶菓子にもピッタリです!ヘルシーなのに満足感があって、テイクアウトで購入する人が多いというのも頷けます。
『本日のマフィン』 各220円
「ヴィーガンでも食べられるスイーツを」と誕生した「米粉マフィン」。米粉と豆乳をベースに、おからパウダー・太白ごま油・ココナッツミルク・きび砂糖・アガペシロップを使い、日替わりで毎日焼いています。取材日は『ブルーベリー』と『バナナ&ナッツ』がラインアップ。素材を活かした自然な甘さと、食べ応えのあるサイズ感は、軽食としても満足できます♪
『自家製レモネードソーダ』 450円
国産の無農薬レモンを使った『自家製レモネードソーダ』は、開業時からある人気ドリンク。レモンは季節に応じて、香川や淡路、広島などから仕入れています。アガペシロップとてんさい糖を使い、甘さ控えめに仕上げてあります。スッキリとしたさわやかな酸味で清涼感のあるレモネードソーダをぜひご賞味あれ。
「cafe りもねん」の店名の由来でもあり、看板メニューでもあるレモネード。“When life gives you lemons, make lemonade” (人生において辛いことがあってもくじけず、それを良いものに変えよう!)という英語のことわざを、同店のキャッチフレーズにしているそう。なんだか前向きな気持ちになれそうな、おいしいレモネードを飲みに、須磨の海沿いを散歩がてら訪れてみてはいかが?
■詳細情報
■DATA
本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2023年6月23日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。