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2022.12.31
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【神戸】「FARMSTAND」神戸市産の朝採れ野菜をランチや買い物で楽しめるファーマーズカフェ

神戸市中央区にある「FARMSTAND(ファームスタンド)」は、神戸市西区や北区で採れた地元野菜や有機野菜を、食卓に届けるファーマーズカフェ。毎朝スタッフ自ら、神戸市内の生産者の元へ買い付けに回り、昼には朝採れの新鮮な野菜が店舗に並びます。野菜やフルーツを使った加工品や地元で作られた調味料、海産物なども勢ぞろい。ローカルで旬の味覚を味わい尽くして♪

・ファーマーズカフェ「FARMSTAND(ファームスタンド)」

神戸市中央区、JR・阪神・阪急三宮駅から北へ徒歩10分。「北野坂」の中間地点に「FARMSTAND(ファームスタンド)」があります。木でできたかわいらしい屋台と開放的なテラスが目印です。

向かって右手がショップの入り口、左手がカフェの入り口になっていて、どちらも店内から行き来することができます。ショップで買い物を楽しむお客さんや、カフェ終わりに買い物をする人、デリやスイーツをテイクアウトする人などさまざま。思わずふらっと立ち寄りたくなるようなウェルカムな雰囲気に引きつけられる、アットホームなお店です。

「EAT LOCAL KOBE(ローカルの農家さんから、神戸の旬を)」をテーマに、神戸の朝市のイベント「FARMERS MARKET(ファーマーズマーケット)」から始まった同店。このイベントの人気が高まり、「リアルショップがあればいいな」という声がたくさん寄せられたことがきっかけで、カフェを併設したリアルショップをオープン。ショップでは現在、20人ほどの生産者の野菜を販売しています。

ショップでは野菜のほか、野菜やフルーツを使った加工品や地元で作られた調味料、環境に優しい洗剤などの日用品、裏六甲「弓削(ゆげ)牧場」の乳製品、「すまうら水産」の海産物など、さまざまなジャンルの商品を取りそろえています。こだわりが詰まった商品ばかりが並び、心がおどりそう。


・神戸市産の朝採れ野菜や調味料、オリジナル加工品を販売

神戸市内の野菜はすべて、スタッフが毎朝農家へ出向き、生産者の顔と野菜を直接見て仕入れているのがこだわり。スーパーではあまり見かけないような珍しい品種が並んでいたり、量り売りをしていたりと「珍しい・おいしい・必要なだけほしい」というお客さんの理想に沿ったラインアップが魅力です。そのほか、神戸市近郊から集めた有機野菜の販売も。「神戸の街中で、新鮮な朝採れ野菜や有機野菜を気軽に購入できる」と評判で、スーパーの代わりにふらっと買い物に立ち寄るお客さんも多く見かけられます。

「顔の見える買い物を楽しんでほしい」と、販売している野菜にはすべて、農園や生産者の名前が書かれていて、壁には写真付きの生産者一覧MAPも貼ってあります。育て方のこだわりや野菜の特徴なども細かく書かれているので、参考にしながら買い物を楽しんで。

いつもの料理をワンランク上げてくれる、こだわりの調味料も豊富にスタンバイしています。特に、神戸市西区にある老舗醤油蔵「池本醤油」の『櫨(はぜ)のむらさき』(900g/1,050円)がおすすめ。兵庫県産の大豆と小麦を100%使用し 、1年半もの月日をかけて熟成させた天然醸造の丸大豆醤油です。香りが良く、どんな料理も上品に仕立ててくれるオールマイティな逸品。お店で提供する料理にも使われているので、気になる人はぜひ味を確かめてみて。

神戸市西区で年間10種類以上のフルーツを育てている果樹園「甘果園(かんかえん)」の『梨醤(リンジャン)ソース』(770円)にも注目を。無添加の醤油にたっぷりの梨と黒豆みそを混ぜ合わせた、梨の甘みが際立つ万能ソースです。フルーティーで、生野菜や肉、魚など、どんな食材にも合う魔法のソースを、一家に一本いかが?

神戸市産の野菜を「FARMSTAND」が自店で加工したみそやソース、ジャム、シロップなどの加工品も人気。旬の野菜を使っているので、季節ごとに顔ぶれが変わるのがポイントです。取材日は干し柿や落花生など、秋らしい商品が登場。フレーバーみそは、生野菜やゆで野菜、焼き野菜など、調理法を問わずどんな野菜にも合う優れものです。神戸土産としても喜ばれそう。

・野菜がたっぷり摂れる日替わりランチやデリ

『ランチプレート』(平日)1,200円(土日祝)1,300円

店内で販売している野菜をたっぷり使った日替わりランチやデリが人気。基本的に、おかずには肉や魚を使用せず、野菜中心。3種類程度のおかずと玄米入り羽釜ご飯がのったワンプレートに、日替わりの汁物が付いた野菜尽くしのヘルシーなランチです。

玄米入り羽釜ご飯に使用する米も神戸市産。品種や農家は不定期で変わり、取材日は西区「ヘルシーファーム」の特別栽培米。羽釜で均一に火を通しながら炊くことで、うま味を閉じ込めながら粒が立つようなしっかりとした食感に炊き上がるそう。さらに同店では、玄米をブレンドすることで、より風味と食感が楽しめる工夫もされています。玄米・白米共に店頭で販売もしているので、気に入ったら購入することも可能です。

取材日のおかずは「ベイクドかぼちゃ柿トマトカレー&グリーン・グリーンカレー」や「豆とキュウリのカイエフレサラダ」。2種類のカレーは、数種類のスパイスをオリジナルでブレンドした本格的な味わいで、ピリッとした辛さと口の中を駆け抜けるスパイスの香りが後を引きます。対して、カイエフレサラダは、酸味が利いてサッパリとした味わい。味の決め手となる「カイエフレ」は、「弓削牧場」のフレッシュチーズの1種で、ヨーグルトのような爽やかな風味が特徴です。お口直しにもぴったり!

左から『おにぎり(梅)』250円、『デリBOX』840円

デリは、常時約5種類がラインアップ。迷ったときやいろんなおかずを味わいたいときは、日替わりデリを4種詰め合わせた『デリBOX』を選んで。『ランチプレート』の内容に、おかずがもう1種類加わったテイクアウト限定メニューです。ご飯が付いていないので、お好みで『おにぎり』をプラスするのもGOOD。テイクアウトして、近くの公園や街中のベンチで味わうのも素敵ですね。



・旬のフルーツや野菜を使ったスイーツとドリンクも

左から『自家製ほうじチャイ』610円、『みかんのベイクドチーズケーキ』560円

スイーツやドリンクにも旬の野菜やフルーツがふんだんに使われていて、四季の移ろいを感じる品ぞろえ。特にケーキは季節ごとに、早いときは一週間で内容ががらりと変わることもあるそう。

取材日は、これから旬を迎える宝塚市産の温州ミカンを使ったベイクドチーズケーキがイチオシ。クリームチーズは「弓削牧場」の「フロマージュ・フレ」を贅沢に使用しています。すっと口になじむようなクセのない味わいに、オレンジの酸味がアクセント。生地にもトッピングにもミカンの果汁や果肉をふんだんに使っているという、爽やかでリッチな味わいの一品です。

『自家製ほうじチャイ』は、その名の通り、ほうじ茶とチャイを合わせたオリジナルドリンク。一般的なチャイは紅茶をベースに淹(い)れますが、同店では代わりにほうじ茶を使用。シナモンやカルダモンといったスパイスの風味にほうじ茶の香ばしさや渋みが調和し、一度飲むとやみつきになること間違いなしです。さらに秋冬はショウガ入り。飲み終わったころには体が芯からポカポカ温まっていることを実感するはずです。

『グリーンスムージー』600円

緑野菜やフルーツ、甘酒をミキサーにかけて作るヘルシーな『グリーンスムージー』は、手軽に栄養をチャージできるフレッシュな一杯。もちろん添加物も一切不使用。野菜の風味と、フルーツや甘酒の優しい甘みがそれぞれ引き立て合い、ゴクゴク飲めるマイルドな味わいが人気の秘密です。ドリンクはテイクアウトもOK!街歩きのお供にも良さそうですね。

・毎週土曜日は神戸市内で朝市を開催!

毎週土曜日は、須磨海岸や旧居留地、新長田など、神戸市内のさまざまな場所で朝市「FARMERS MARKET」を開催しています。2015年から始まり、今では市内だけでなく県内の他のエリアからもわざわざ足を運ぶ人も少なくないほど人気のイベント。

「生産者と消費者を継続的につなぐ」をコンセプトに、神戸市内を中心とした農漁業者や養蜂家、焼き菓子店など、いろんなお店が多数出店しています。「朝ごはん」も見どころポイント!地元で採れた旬の素材を使ったその日限りの限定メニューで何が登場するかはお楽しみです。

出店するお店や場所が毎週異なるので、詳細は公式HPをチェックしてみて。➡︎公式HPはこちら

■詳細情報

■DATA

FARMSTAND(ファームスタンド)

所在地
兵庫県神戸市中央区山本通1-7-15-1F
電話番号
080-2570-8194
営業時間
9:00~18:00
ランチ/11:30~15:00(無くなり次第終了)

本記事はライターが取材・校正を行った上で作成した記事です。内容は2022年11月19日時点の情報のため、最新の情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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